研究開発

DEVELOPMENT
自然が持つチカラの可能性を探求し、
豊かな未来を育む

研究・開発について

私たちは油脂、石けん、バイオサーファクタントなど、
自然が有するチカラを最大限に引き出し、未だ見ぬ進化の可能性を探求することで、
心豊かな生活を送れるよう、日々研究を重ねています。

油脂を知り、油脂を活かす

油脂を加工する技術を磨くこと
「身体」「衣」「住」の視点

お客さまの心豊かで健康的な暮らしの一助となることを使命とし、食用油脂加工分野では「食」、石けん・化粧品分野では、「身体」、「衣」、「住」の視点で油脂を加工する技術を磨き続けています。

ヒマワリ油、オリーブ油、パーム油など太陽の恵みである油脂は様々な植物から得られ、個々の油脂が持つ特徴もまた多種多様です。特に石けん・化粧品分野において、油脂は「洗う」、「うるおう」、「まもる」といった機能と密接に関係しており、私たちのご提供する製品において根幹を担う重要な位置づけの原料です。

研究・開発部門では、油脂の特徴を細部まで把握し、その魅力を最大限に発揮できる技術の構築を目指して、日々探求に努めています。

自然が持つチカラの可能性を探求

自然由来原料*のチカラを引き出すこと

サステナブルで人に対して安全が確認されたナチュラル原料にこだわった製品設計をするよう努めています。
高度経済成長期から急速に発展した石油由来原料や、利便性・収益性を重視して複雑な加工プロセスから生み出された人工的な原料は、確かに人々の生活を豊かにする一助となってはいます。

しかし私たちは、有史前から人が活用し続けてきた植物や無機鉱物など自然由来成分*の可能性を引き出し、お客さまに製品を提供することを信念とし研究開発しています。

当社は石けんを作り始めた1939年から肌にも環境にもやさしい製品であるよう、独自の厳しい基準を設けています。使用する原料の選定には、ISO16128という国際規格にて定義された、自然由来成分*に合致している原料を使用することや、ナチュラル先進国であるEUのオーガニック認証のガイドラインを参考に製品の開発を行っています。

私たちの考え方は事業を開始した100年前から変わらず、自然原料が持つ可能性の追求、環境と共存して行くことこそ、豊かな未来へ繋がる道であると信じています。

天然由来の界面活性剤
バイオサーファクタント

サステナブルな天然由来の界面活性剤の研究

近年、発酵技術から得られた天然由来界面活性剤(バイオサーファクタント)の有用性に着目しています。

肌に対して刺激が少なく、生分解性が高く、さらに石けんとは違う特性を有しているバイオサーファクタントは、私たちのナチュラル原料へのこだわりはそのままに、これまでよりも飛躍的に技術領域を拡大できる可能性を秘めております。

バイオサーファクタントが切り開く新たな価値を盛り込んだ製品をお客様に提供することで持続可能な社会に貢献できると考えています。

*ISO16128-1に定義された自然原料(水を含む)、自然由来原料を指します。