環境意識の高い女将を中心に、本格的に対策に取り組んだのは、NPO知音との出会いがきっかけでした。まずお風呂はナチュロンに、廃食油は業者に渡さず石けんにして、それをリユースしようという計画からスタート。初めのうちは、従業員の方が石けんの使い勝手にとまどわないように、調理場から出るレモンの端切れで香りをカバーするなど工夫を凝らしましたが、今ではすっかり慣れ、当たり前のこととして石けんを使っているそうです。お酒・ビール、残滓などを排水口に流さないように十分気をつけ、石けんも適量使うことで、心配だった排水基準をらくらくクリア。調理場では化学調味料を使わず、自家農園で作った無農薬の素材を無駄なく使う調理にも取り組んでいます。
ナチュロン3種類が活躍する大浴場。客の反応は順調な様子。
ナチュロン3種類が活躍する大浴場。客の反応は順調な様子。